【COP13】『あなたは、2015年までにどんな希望がありますか?』

今回のCOP会議会開催中、とあるインターネット環境テレビ局の方に、以下のようなことを聞かれました。

『あなたは、2015年までに個人的にどのような希望がありますか?』

毎日、地球規模の気候変動に関する適応や緩和策、RED(D)(→このブログでもこれまでREDDと書いてきましたが、実は「R」がひとつか、ふたつかも各国間の交渉ごとのひとつになってます!)、生物多様性の問題や将来枠組みに関する難解な交渉過程やサイドイベントを傍聴していた状況の中、突然、このような、自分に関することを聞かれたら、即答できない自分がいました。

COPの最中、非常にマクロな政策的なことや科学的なことに集中していたため、このUNFCCCのCOP会議がどのように私、個人の生活に反映されるのかということは、結びつかなくなっていたことに気づきました。

その後、テレビ局の方と話したら、マクロと超ミクロ(個人の幸福など)のリンクが、この会議では欠如していることに気づいてもらいたかったと言われました。なるほど、盲点をつかれた気がしました。実際、適応策や緩和策のプロジェクトの実施は、途上国で行われることになっています。このようなプロジェクトが、実際、途上国のローカル・コミュニティーにどのような恩恵をもたらすのかという議論はあるものの、先進国の人々にどのような恩恵がもたらされるのかという議論は、ほとんどこの会議の期間中、耳にすることはなかったように思います。

そろそろ、先進国の適応策の議論も、始めなくてはならない時期にきているのかもしれません。私たちの、そして、次世代の幸せも考えなくてはなりません。

(by Makiko)

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