アマゾンの熱帯雨林を守りながら先住民族の生計を支援する基金

こんにちは、広報担当Sです。


今週出たばかりのプレスリリースをお知らせします。

ブラジル・カヤポ基金の設立のお話です。
CIホームページから見てくださいね。http://www.conservation.or.jp/

これは開発銀行と先住民族の間を環境NGO(CIのこと)がつなげる形で、3者のネットワークでできたもので、画期的な取り組みです。カヤポ族はさまざまな開発の波に巻き込まれる中、自らの土地の権利を守ることに翻弄されてきましたが、人口的にも少ない集団ですし、資金もあるわけではないので、かなりの苦労してきましたようです。


今回の資金は、アマゾンの貴重な熱帯雨林を守る担い手として、カヤポ族の権利をや生計を支援することで、結果的にアマゾンの森林破壊を食い止められるのではないかと考えています。


私は大学院時代に、アマゾンの先住民族のことをちらり勉強したことがあるんですが、授業で、
”欧米からやってくる製薬会社の人が先住民族から薬草の知恵を提供してもらうのに、彼らに対価が支払われない・・・という批判に対し、アマゾンの長老たちは受け取らないと反論する”
・・・・というような記事を見て、なぜ長老は対価を受け取らないのでしょうか・・・と問いかけられたことがあります。


もちろん、人間の役に立ちたいという、純粋な”好意”かなとか、日本的な”品格”がお金を受け取ることを拒否させているのかなとも思いましたが、 いろいろ本を読んでいると、先住民族に関する法律があるらしいのですが、お金を受け取る=営利的な活動をすると、アマゾンの広大な土地の権利や先住民族としての保護の対象外になるとあったので、そんな現実的な理由もあるのかなと思ったような気がします。


ま、万が一、そうだとしたら、製薬会社は、現金という形でなくても、先住民族が暮らす環境について間接的に還元していくとか・・・・、そうするのは当然かなと思っています。

CIジャパンの公式ホームページはこちら

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