3・11に思うこと

事務方のYです。

初めて投稿します。ブログ当番がたまたま3・11の週に当たりましたので、この機会に思ったことを書かせていただきます。

一年前のこの時期は、私の人生において、もっとも不安な時だったと言えます。実は、私は福島県出身で、郡山に弟一家が住んでいます。一体、原発事故がどうなるのかと、福島原発から50km程離れたところにいる、弟一家のことを考えると、心配でいられませんでした。

でも、弟と義妹は落ち着いていて、親が動揺していると子供に伝染するからと肝がすわってました。そして普段通り、仕事も休まず働いていました。まさか仕事に行っていると思わなかった私は、昼間、連絡が取れなくなったと半べそをかいてました。

結局、原発事故は、最悪の事態は避けられたわけですが、郡山は放射能の線量は高い数値を保ち続けたままでした。このままでは、小学生と中学生の子供にはよくないと判断して、弟一家は、同じ福島県でも新潟寄りの会津に、今年から引っ越しました。

義妹は、そのために役付だった仕事を辞め、自主避難の人が多く、賃貸が見つけられなかったので、家を新たに購入しました。かなりの経済的負担なんですが、今のところ、東電からは何も補償金はもらっていません。この先、もらえたとしても、弟の場合はたいした金額ではないでしょう

このように、ライフプランの大幅な変更を余儀なくされたわけですが、家族全員無事で、元気に生活しているのだから、震災で家族を失った方の悲しみを思えば、幸せと思わなければなりません。

とにかく、福島県民は、心の底から、原発事故さえ起こらなければ!!!と思っています。でも、もう後戻りはできません。この事故を教訓にして、今後のエネルギー問題を考えていってほしいです。

ご存じのように、6月にはブラジルで、「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)が開催され、地球サミット以来の20年の総括とこれからの目標が話し合われます。CIジャパンの代表も、参加する予定です。

現在の繁栄のために未来を踏み台にせず、故郷(地域)や地球が傷つけられたままで、次の世代に受け渡すことないように、最善の選択をしてほしいと願っています。

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