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海洋健全度指数(OHI:Ocean Health Index)2013公開に向けて

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生態系政策マネージャーのNです。
昨年夏、海洋健全度指数(OHI: Ocean Health Index)が発表されたとき、反響は大きかった(英文だが、詳細はwww.oceanhealthindex.orgを見ていただきたい)。人間の海の利用を多面的に定量評価している点を素晴らしいという人もいれば、計算方法の設定が乱暴だという人もいた。いずれにしても、これまでになかった取組であり、改善点が多いのは明らかだった。同時に、いろいろ批評されることで改良が重ねられ、海洋の利用・管理の改善につながるツールが出来上がる大きな可能性も持っていた。OHIのこれからの展開については、関心が高いところであろう。
CIもかかわるこの研究のリーダーを務めるカリフォルニア大学サンタバーバラ校のベン・ハルパーン教授が、先週、東大で開催されたシンポジウムに参加するため来日していた。この機会を利用して、OHIの計算方法を改良し、世界の排他的経済水(EEZ)について新しい評価結果の発表を目前にした絶妙なタイミングにお話を聞くことができた。
今年は計算方法の改良に伴い、昨年のスコアを計算するのに使ったデータを再評価して2012年スコアと2013年スコアが比較できるようになっている。しかし、去年発表された2012年スコアとこれから発表される2012年スコアには大きな違いがある場合があるという。科学者の視点では、手法を常に改良していることは望ましい姿だが、OHIを政策のツールとして使おうとしている場合、この違いは悪夢になりかねない。その点について、教授はさっぱりしたコメントをくれた。最初のうちは手法に変動はあるが、そのうち落ち着いてくるから、計算方法の違いによるスコアの変化は、これからは小さくなる。今はみんなが使っているGDPだって、最初はかなり不安定だった。スコアの変化が問題なのは承知しているが、最新・最前の科学に基づかない方法をいつまでも使っている方がより大きな問題だ、と。
OHIは全世界を対象にして、排他的経済水域を単位(概ね国単位)に計算されているが、国ごとに手法を設定しなおして、国内のより小さな単位でOHIを計算しようとしている国もある。コロンビアや中国などだ。日本版OHIを開発することのメリットを聞いてみたところ、まず返ってきたのは、「非常に面白い取組になるだろう」というストレートな回答だった。日本…