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8月, 2014の投稿を表示しています

CIジャパン2014年のインターンを紹介します!その2

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(CIジャパンより:今年のインターン生をご紹介します。2人目は伊良皆さんです。)

こんにちは!伊良皆眞子 (いらみな まこ) と申します!益財団法人損保ジャパン環境財団が行う「損保ジャパンCSOラーニング制度」を活用し、CI ジャパンのインターンとして2014年6月より活動を開始しました。
プロフィール伊良皆 眞子 (いらみな まこ)  亜細亜大学 国際関係学部 国際関係学科3年 沖縄県石垣市出身 現在は東京都日野市にある学生寮に在住 昨年一年間大学を休学し、アフリカのウガンダでボランティア活動を行う 好きな物 カフェオレ 趣味 日向ぼっこ、旅行、散歩 特技 沖縄民謡
CIジャパンでインターンをしようと思ったきっかけ私は昨年一年間、アフリカのウガンダでボランティアをしていました。そのときに、気候変動が人々の生活を脅かしている現状を知り、私も何かしなければと思い、帰国後すぐにいくつかの団体を調べました。その中で、損保ジャパン環境財団が行っているCSOラーニング制度をきっかけにCIジャパンを知り、CIの「自然を守ることは、人間を守ること」という一文を目にした瞬間、すぐにCIジャパンに決めました。その後、面接を経て6月からインターンシップが始まりました。

ウガンダで、貧困が招く環境破壊があるという現状を目の当たりにし、貧困も開発も、すべてが環境と連動していることを知りました。人々を守るためには、世界中が手を取り合って、自然を守らなければなりません。私の生まれ故郷である石垣島も、一年間滞在したウガンダも、旅行で訪れたさまざまな国々の人々、これから出会う人々すべてのために、自然を守り、人間を守っていきたいと思います。
CIジャパンでの主な活動主に広報と庶務を行っています。広報は、CIの活動を知ってもらうためにツイッターを使って情報をアップロードしたり、Facebookの立ち上げの企画、アメリカの本部から上がってきた記事を翻訳しています。庶務は、広報資料のスクラッピング、スキャンなどをしています。 慣れない作業ばかりなので、スタッフの方々に手伝ってもらって四苦八苦しつつも、楽しみながらインターンシップを行っています。
今気になるニュースミドリムシです。途上国で栄養に苦しんでいる人々の援助食糧になる可能性を秘めており、かつ、燃料を作ることもできるというこの生物に大いに期待しています。
二ヶ月やってみた感…

CIジャパン2014年のインターンを紹介します!その1

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(CIジャパンより:今年のインターン生をご紹介します。一人目は大岡君です。)


はじめまして!大岡 浩之 (おおおか ひろゆき)です!公益財団法人損保ジャパン環境財団が行う「損保ジャパンCSOラーニング制度」を活用し、CI ジャパンのインターンとして2014年6月より活動を開始しました。


プロフィール: 東京農工大学工学部生命工学科3年。
東京生まれ、鹿児島、石川、東京育ち。
中学高校大学で柔道部に所属。現在の段位は弐段です。
好きな食べ物は魚も好きですがやっぱりお肉が大好きです。
好きな事は体を動かす事と旅行です。上海、ベトナム、フランス、スイス、イタリア、沖縄、屋久島などに行きました。

環境NGO団体でインターンをしてみようと思ったきっかけ: 大学での環境系の講義です。この講義を受け、環境問題についての理解は工学や化学、生物学などの理科系科目だけでなく、環境政策や環境倫理学、経営学などの社会科系の分野や、実際に現場に足を運ぶフィールドワークなど様々な視点からの考察が必要ではないのかと感じるようになり、実際に環境問題に取り組んでいるNGOで働くことで環境問題を幅広い視点から考えていきたいと思い、インターンを始めました。

CIジャパンでの主な活動内容: ツイッタ―での環境系 (生物多様性問題やエネルギー問題等) のニュースの投稿や、英語記事の翻訳です (下手くそですが頑張ってやっています)。
CIジャパンのツイッタ―はこちら
“HO”でツイートしています!リツイート、お気に入り登録していただけるとうれしいです。
翻訳した記事についてもネット上にアップ次第ツイッタ―などで報告しますので読んで頂けるとうれしいです。

今気になるニュース: トヨタ自動車から今年度中に発売される燃料電池車についてです。
普及にどのくらいの時間がかかるのか、自分が将来車を買う時にはどの程度の価格になっているのか、今後も注目していきたいです。

2 か月やってみた感想: 大学が工学部ということもあり、生物多様性について考える機会は今まであまり無かったのですが、CIジャパンで働くことで人類、地球が直面している生物多様性の問題についてふれる機会が多くなりました。実際に気候変動等により影響が出ている地域の記事などを読むことで今まで漠然としか捉えられていなかった環境問題について、具体的なイメージを持てるよ…

"ウナギ記者"こと井田徹治さんの講演「漁業資源学入門~ウナギが教えてくれる食卓の危機~」に行ってきました!

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広報担当のKです。今日は最近話題の「ウナギ」について、先日でかけた講演のレポートをお届けします。ちょっと長くなってしまいましたが、どうぞおつきあいください。

ウナギはかつて、日本のハレの日の食べ物でした(よね?)。昨今では、ウナギはいつの間にか「庶民派フード」の仲間入りで、ご近所のスーパーでパック入りの蒲焼がお手頃価格で買えますし、ファストフード店でも手軽に食べられます。どういう経緯でそんなにお安くなったのか、私は深い事情は知らないまま、そんな庶民派の鰻丼をいただいていました。
スーパーではこのように・・・。 (© CI/photo by Shiomi Kasahara)
しかしこの20年ほどの間、ウナギの生息数は国内外でどんどん減少しています。今年6月、国際自然保護連合 (IUCN) は世界で絶滅のおそれのある生物種を集めた「2014年版レッドリスト」を発表、とうとうニホンウナギが「絶滅危惧IB類 (EN)」 (3ランクある絶滅危惧種の中で2番目に高い「近い将来における野生での絶滅の危険性が高い種」) に含まれてしまいました。

IUCNレッドリストプレスリリース2014.1 「2014年版IUCNレッドリスト発表 多くの生物に赤信号」 (2014年6月12日)

このIUCNのPRによると、指定された理由には、生息地の減少、水質の悪化、海流の変化、乱獲などが挙げられています。IUCN作業部会のマシュー・ゴロック委員長は「ニホンウナギの状況は大きな懸念だが、様々な情報を集めて評価が行われたこと自体は大きな前進。今後はこの情報を活用して保護へ向けた取組みを進めることが可能になる」などと述べています。

こうした中、7月11日、NACS-J市民カレッジ・ シリーズ6「絶滅危惧種ウナギからのメッセージ」(@三菱商事MC FOREST)第2回、共同通信社編集委員の井田徹治さんによる講演、「漁業資源学入門~ウナギが教えてくれる食卓の危機~」に行ってきました。井田さんは長年、環境や開発問題に関する記事を多数執筆されていますが、"ウナギ記者"としても名高く、シラスウナギの養殖ビジネスの裏側や漁業資源の地球環境への影響に関する著書も多数発表されています。

この講演で、私はこれまで知らなかった(知らなすぎた?)、ウナギについての様々な事実を知ったのでした!例えば、
世界の…

連載:SDGs実施課題への外部経済性に基づくアプローチ ‒ 第4回 SDGs実施資金創出のための制度 ‒

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連載 by CIジャパン客員研究員 武末勝
はじめに

連載の第2回では開発途上国および先進国の各々における資金創出手段の概要を述べたが、第4回 (最終回) ではそれらを効果的に実施するための制度を提案する。

4.1  開発途上国の自己資金創出制度

前々回の2.3.2で述べたように、この制度の主目的は、開発途上国の森林が持つCO2吸収サービスの外部便益を内部化してその経済価値に見合う収入を毎年獲得することにある。重要なことは、ここでの経済価値が京都プロトコルのA/R-CDM (Afforestation/Deforestation CDM) (Nations 1998) やREDD plus (Angelsen et al. 2009) におけるベースライン (参照レベル、またはBAUとも呼ばれる森林生態系の向上策を実施しない状態) でのCO2吸収サービスの価値を指しており、向上策によるベースラインからの追加的 (additional) な価値ではないことである。この経済価値を認識することの正の副作用として、① 国外企業からの投資に関連する自国の森林伐採の経済損失を国外企業に請求可能になり、また ② 自国でA/R-CDMやREDD plusのプロジェクトを積極的に推進してCO2吸収サービスの追加的経済価値を増大させようとするインセンティブが向上する。

この制度で開発途上国に支払われる金額およびその資金源は、以下の通り決定する。
Step 1: 各国 (先進国および開発途上国の両方) は毎年、自国iの森林によるCO2吸収量 (Si) とその他のセクションでのCO2排出量 (Ei) を評価し、Ri = Si‒Eiを計算する。Step 2: Riが正である全ての国のRiの合計をRpとし、Riが負である全ての国のRiの合計をRnとする。Step 3: Riが負である全ての国は比率Ri/Rnに比例してRpの経済価値に相当する資金を拠出し、比率Ri/Rpに比例してRiが正である全ての国に支払う。ただし、1単位のCO2吸収の経済価値は、複数の既存の炭素クレジット取引市場での価格の平均値とする。
この資金拠出・支払制度(注1)では、Riが正である国は発展途上国であり、負である国は先進国と仮定しているが、この仮定は一般に妥当であろう。この場合、開発途上国は、獲得した資金を国民の家計収入向…

連載:SDGs実施課題への外部経済性に基づくアプローチ ‒ 第3回 外部経済性の評価 ‒

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連載 by CIジャパン客員研究員 武末勝  はじめに 連載の第2回で述べたように、経済の外部性、例えば、生態系サービスの外部便益を内部化するには、その外部性の経済的価値を評価することが前提として必要になる。外部性評価は、環境評価で多く用いられるため、環境経済評価と呼ばれることもある。以下では、提案されている外部性評価の方法と実施例を示し、次に生態系サービスの外部便益・損失を国家歳入計算に組み入れるための枠組の標準化動向について述べる。
3.1  外部性の経済評価法 一般に、財またはサービスの価格はそれを売買する市場でのそれに対する需要と供給のバランスで定まる。価格評価対象が財・サービスの持つ外部性の場合は、その市場が現実には無いため、その経済的価値 (価格) の推定にはその財・サービスの価値に対する人々からの意見聴収などを行い、その価格傾向を適切な関数で近似して一般化する。

表3.1に外部性評価の代表的な手法を示す (鷲田, 2002; 大野, 2010)。独立選好型の評価法は、個人の評価とは独立に評価する方法である。対象とする環境に対する個人の選好が無視されるため、この型の手法は社会的に受け入れられない傾向にある。他方、選好依存型の方法は、対象とする環境に対する個人の選好に間接または直接に基づいて評価する。
選好依存型手法の内、顕示選好法は個人がその環境に対して支出した実際の金額を捉えようとする間接法であるのにたいし、表明選好法は個人のその環境に対する評価金額を直接に聴取する直接法であり相対的に精度の高い推定が可能とされている。

外部性評価法の適用事例を表3.2に示す; OE、PCなどが記された欄は、異なる質問形式を示す欄である (地球環境戦略研究機関, 2012)。表から判るように、外部性評価は陸域・海域のほとんどの生態系の評価に使用されている。これらの適用事例では狭い範囲を対象として実施されているが、広い範囲での実施法を確立することが今後の課題であろう。

京都メカニズムの排出権取引 (UNFCCC, 2008) では、森林の外部便益の一つであるCO2吸収サービスを内部化している。この場合、取引可能な炭素クレジットの発行とその取引市場の形成によってCO2吸収サービスの内部化を行い、上記のような経済評価法は使用していない。炭素市場における需給関係でCO2吸収サ…