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SCGISのGIS研修プログラム・スカラーシップのご紹介

生態系政策&企業連携マネージャーのYNです。

CIジャパンは、酪農学園大学、EnVision環境保全事務所、ESRIジャパンと協定を結んで、コンサベーションGISコンソーシアムを組織し、GISが効果的に使われることで自然環境の保全が推進されることを目指しています。同じ課題に挑戦する国際的なネットワークとして、コンサベーションGIS協会(Society for Conservation GIS/以下、SCGIS)がありあります。コンサベーションGISコンソーシアムは、SCGISの日本支部を担っています。SCGISは、毎年、6月~7月にアメリカ・カリフォルニアで、GIS研修を含む5週間のプログラムを開催しています。このプログラムの参加をサポートするスカラーシップがあります。今回は、このスカラーシップを簡単に紹介します。

まず、選考プロセス。世界中の支部が応募者を募り、支部内で選考の結果、候補者を推薦します。それを本部でさらに選考します。かなり真剣で熱の入った議論を交わしながら選ばれているようです。そして、20名弱の研修生が選ばれます。下は、今年の研修生(出身国と所属のみ)のリストですが、非常に多様な国・組織から参加集まっているのが分かります。

•Finnish Association for Nature Conservation(マダガスカル)
•Zambia Wildlife Authority(ザンビア)
•Wildlife Conservation Society(エクアドル)
•Crane Working Group of Eurasia(ロシア)
•World Wildlife Fund(インドネシア)
•Transparent World(ロシア)
•Wildlife Conservation Society(ナイジェリア)
•Centro de Investigaciones del Bosque Atlántico(アルゼンチン)
•Centennial National Park,(ブータン)
•The Nature Conservancy(タンザニア)
•Nga Hau e Wha o Papararangi(ニュージーランド)
•South African National Biodiversity Institute(南アフリカ)
•Comu…

コーヒーは100%持続可能な方法で生産された世界初の商品となりえるか?

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※本ブログ記事は、CI本部の記事を日本語にしたものです。
原文 http://blog.conservation.org/2015/04/can-coffee-become-the-worlds-first-100-sustainably-sourced-commodity/
シアトルで開催されたスターバックス社の年次総会で、今年、世界最大のスペシャルティー・コーヒー会社である同社が購入するコーヒー豆の99パーセントが、倫理的および持続可能なガイドラインに則った購買となることが、発表されました。 これは大変喜ばしいことであり、これまで15年にわたるCIとスターバックスの確固たる道のりを示しています。これはまた、すばらしいパートナーシップ関係が何をもたらすことができるかを証明しています。それは、最も価値ある熱帯性農産物であるコーヒーを、環境的及び社会的な不安定さの要因から、生産農家の公平と持続可能性のための原動力へと変えたことです。

1990年代半ばに、CIの応用生態系科学センター(※現ベティー&ゴードン・ムーア科学海洋センター)の科学者たちは、農産物の栽培面積の拡大こそが、急速に進行している熱帯林の森林伐採の原因であることを突き止めました。また、同チームは世界のコーヒー需要の増加がこの傾向を促進していることも指摘しました。そして、コーヒー栽培のために森林を伐採しなくても、別の方法があること、熱帯雨林の木陰でコーヒーを栽培した方が、太陽光で栽培するコーヒーよりも肥料と殺虫剤の使用が少量で済むということも明らかにしました。

もし、CIが小規模農家の収入を減らすことなく、コーヒー生産がもたらす環境への負の影響を削減する方法を生み出すことが出来れば、自然保全と地域社会活性の両方に役立つということがわかったのです。


CIとスターバックス

1990年代後半、スターバックスは急成長中の企業でした。同社は社会問題におけるリーダー的立場で知られており、持続可能および倫理的な方法で生産されるコーヒーに話が及ぶことは自然の流れでした。

パートナーシップ関係を始めてすぐに、増加する消費者需要とスターバックスの品質基準に合ったコーヒーの限定的な供給量に多大な相違があることに気がつきました。この相違を解消するために、CIとスターバックスは2004年にC.A.F.E. (Coffee And F…